ご挨拶

第17回北海道胆膵内視鏡診断・治療研究会ライブセミナー

会長 潟沼 朗生(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 消化器病センター長)

 第17回北海道胆膵内視鏡診断・治療研究会ライブセミナー(手稲Live)にようこそいらっしゃいました。今年も遠くは九州をはじめ日本各地より、たくさんの参加者の方々に札幌にお越しいただきました。御参加いただいた皆様に感謝するとともに、心から皆様を歓迎致します。今回の手稲ライブから、大きく変わった点がいくつかございます。最初に今回の研究会より正式に日本消化器内視鏡学会に登録し、共催セミナーとして承認されました。昨今の医療情勢や医療安全の重要性を考慮した時に、やはり日本消化器内視鏡学会のガイドラインを遵守し、その承認に基づくライブセミナーが重要と考えてのことであります。これに伴い、今までは手稲渓仁会病院消化器病センターのスタッフを中心に道内各施設の先生に世話人をお願いしておりましたが、公正性、透明性を保つためにも、尾道総合病院の花田敬士先生と東京医科大学の糸井隆夫先生の両名の先生に道外世話人をお願いし、手稲ライブの運営に協力いただけることになりました。
 運営主体や形態には変更はあったものの、本ライブの趣旨・思想は全く変わりありません。すなわち、胆膵の診断・治療の基本手技を重要視すること、手技を基本的には最初から最後まで放映し、手技に難渋した場合にどのように対処するかをお見せすること、手技の最中にも会場からの質問を受け付け術者とのやり取りを可能としていることです。何よりも重要なのは患者様の安全かつ確実な診断・治療です。ですから術者の先生には、ライブだからといって特殊なことを行うのではなく、通常の診療通りに患者様の安全を最優先に考えて手技の施行するようにお願いしております。
 本年は東京大学の中井陽介先生に招待術者をお願いしております。中井先生は、皆様ご存知の通りご高名な先生で、学術的な業績も多々あるのと同時に、すばらしい手技技術も有しておられる先生です。私も中井先生からたくさんのことを学べることをとても楽しみにしております。
 今回もたくさんの道内・道外医師の方々から申し込みをいただき、1週間程度でセミナーの申し込みを締め切らせていただきました。何よりも、今回は80名を超えるコメディカルの方々の申し込みをいただき心より感謝しております。セミナー終了後には全員懇親会もご用意をさせていただいております。10月の札幌は秋の味覚が豊富であり、美味しいお酒とともに、とても楽しい夜になると思います。ライブセミナーでは熱い討議とともに、たくさん学んでいただいて、夜は道内外、医師、コメディカルスタッフの方々、協賛企業の方々と、美味しいお酒を酌み交わし交流を深めていただければ幸いです。
 最後になりましたが、本ライブは、多くの方々に支えられて開催ができています。ご支援いただいた多くの企業や近隣の病院・クリニックの方々には、厚く御礼を申し上げます。また、会場を提供いただいた手稲渓仁会病院、全面的に協力をいただいている世話人の先生、消化器病センタースタッフや内視鏡室や病棟の看護師さん、技師さんに心から感謝申し上げます。