ご挨拶

第18回北海道胆膵内視鏡診断・治療研究会ライブセミナー開催にあたり、世話人を代表してご挨拶申し上げます。2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため、ライブセミナーを中止せざるを得ませんでした。現在も、新型コロナウイルス感染禍にあり、予断を許さない状況が続いております。新型コロナウイルス感染症により犠牲になられた方々に心からのお悔やみと、感染により苦しんでおられる患者様に心からのお見舞いを申し上げます。また最前線で診療に携わっておられる医療従事者の方々に心からの敬意を表します。先が見えない混沌とした状況が続いておりますが、ワクチン接種が開始され、終息にむけての一筋の光明も見えるようになってきました。このため2021年はhybrid形式でのライブセミナー開催を予定しております。
本ライブは胆膵の内視鏡診断・治療に特化し、基本手技を大切にし、内視鏡の挿入から手技終了までをお見せするのを最大のコンセプトとしております。このため、時には術者が手技に難渋する場面も多々あるかと存じますが、そんな状況でいかに難局を乗り切るかの臨場感を大いに学べる機会と自負しております。もちろん、患者様の診断・治療が第一に優先されますので、いかに患者様に最適・最良の選択を行うかが重要となります。本年は昨年予定しておりました、近畿大学の竹中完先生に招待術者を、JA尾道総合病院の花田敬士先生、東京医大の糸井隆夫先生に昨年に続き世話人をお願いております。その時の感染状況にもよりますが、札幌にお越しいただける方には現地にご参集いただき、移動が難しい方はリモートで参加いただきます。感染対策に十分配慮し安全かつ有意義なセミナーとなるよう鋭意準備を進めております。皆様のご参加をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

北海道胆膵診断・治療研究会ライブセミナー
代表世話人 潟沼 朗生(手稲渓仁会病院 消化器病センター長)